日本経済の再生とは(その1)

久しぶりに六本木ヒルズに行きました。
昔、その端のビルに勤めていたことがあり、懐かしく思い出しました。
当時ランチで行きつけだったところに行ってみたところ、残念ながら閉店になっていました。
他にも幾つか空き店舗になったところを見かけました。
家の近所でも少しずつですがシャッターが閉まっていくのが気になっています。
折しも、先週号の日経ビジネス(2011.9.19号)の特集の一つは「事業断絶列島を救え」でした。

これが日本経済のすべてを代表するとは思いませんし、他には成長しつつある分野もあると思いますが、今、日本経済の中で様々なものが急速に劣化、崩壊しつつあるのを危惧しています。

大きな構造物が崩壊するとき、たとえ最初は小さくても、一部の崩壊によって周りがそれを支えきれなくなって続いて崩壊し、さらにそれを支えきれなくなった周囲が次々崩壊する、連鎖反応が起こります。
今日見てきた店舗の閉鎖は、これと同じようなことが起きているような気がしてなりません。
事業縮小によってオフィスが撤退すると、昼間人口が減り、需要が減って飲食店やその他の商業施設が撤退せざるを得なくなります。すると、その事業を営む企業が事業縮小に追い込まれ、さらに需要減退を招く、という構図です。

これを悲観主義的に捉えるのではなく、何とか食い止めて反転につなげる方策をこれから考えていきたいと思います。

日本経済の再生とは(その2)に続く

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